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このエッセイ集を読んだ時に、妙に心に残った言葉がある。

「コップの中の嵐」。

世の中の様々な出来事はしょせん小さな場所で起こっている自分に関係のないことにすぎない、という意味で使っていると思う。そこで私は今まで石田作品を読んでいて感じていた違和感の正体にはたと気づいた。
そうか、石田にとってはすべての出来事が「コップの中の嵐」に過ぎないのだな、と。
取りざたされる政治問題も、環境問題も、マスコミの姿勢も、すべてコップの中の嵐。だから政治について語れるし、環境について考えたと言えるし、マスコミの取材を受けられる。
こうして世の中を自分と切り離して考えているから、今の30代までの世代に受けるのではないか。なぜなら私たちもまた問題とは乖離した場所で生きている世代だからだ。
綺麗なことを言えば世の中は生きやすくなるけれど、それだけではエンターテイメント性が足りない。だから人は突飛なことを言う。石田の理論は「乖離した理論」だとしか受け取れないのだ。それが実行できるかどうかは置いておいて。
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