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Vシリーズの3冊目。このシリーズの面白いところは主役と主人公が違う人物だということだろう。主役はもちろん瀬在丸紅子。主人公は保呂草潤平ということになる。
三人称で書かれていながら主人公を保呂草にしているところは、1冊目の『黒猫の三角』でのトリックからの流れなのかもしれないが、”Vシリーズ”というからには紅子が主役で間違い無いだろう。

以前はこのような記事をメモとして書いた。http://kagenokemono.blog51.fc2.com/blog-entry-410.html

今回はきちんと内容も紹介したいと思う。

保呂草は依頼を受けて篠塚という金持ちの屋敷にレコードを運び込んでいた。そこへ新しくアパートの住人になった森川素直の姉、森川美沙がやってくる。保呂草を美沙の会社の社員ということにして、篠塚から相談を受けるが、内容は匿名で送られてきた美術品が本物だったら買い取りたい、が、送りつけてきた人物に心当たりがないから美沙の会社が間に入ってくれないか、という内容だった。
そして篠塚の娘莉英は、婚約パーティーをその晩行うことになっていた。保呂草たちはそれにお呼ばれし、その出席者に紅子がいることを確認する。
しばし楽しい時間を過ごすが、隣のオーティオ・ルームで惨殺死体が発見される。それはオオカミ男に殺されたかの様に衣服はズタボロ、噛み跡があり、床は引きずり回したかの様な血の跡があった。
全員が出入りをしていないと証言し、鍵もかかっていたその部屋に入り込んだのは誰なのか。

森ミステリのいいところは、どの現象もきちんと理由があって説明できるところだ。思考が絡まってきた時にスパッと理屈が提示されるので、読んでいて気持ちがいい。
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