上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



カンナシリーズ3冊目の本作は、早乙女諒司がいるという旅の目的地は吉野。古くは役小角が開き、空海の手により認められ、秀吉が花見をしたことで有名な土地だ。
今回起きる殺人事件は、解説でも触れられているようにQEDシリーズの様に重厚な「歴史のミステリーと現代のミステリーが交錯する」などというものではなく、実にあっさりとしたものである。
カンナシリーズの重きを置いている部分は、甲斐たちが探訪する場所の「歴史の謎を解く」甲斐たち「忍者のルーツを知る」そして彼らの活躍だ。決して派手ではないが、タタルたちの様な鮮やかな推理を求めて読むシリーズではない。
山伏という修験者たちには非常に興味があったので、彼らの存在意義というものを知れた気がして楽しい。
問題は作中で何度も貴湖たちが言っている「歴史は覚えるものでなくて考えるもの」というのが、高田の作品を読む限りでは目から鱗すぎて自分の考えを挟む余地がないことなのだが。
甲斐のこれからの成長を思わせる片鱗が見えて楽しい一冊だ。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://kagenokemono.blog51.fc2.com/tb.php/860-5a4cfe19
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。