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「幽鬼の塔」
しろうと探偵河津三郎は、ちょっと変わった人物であった。
高いビルにのぼり双眼鏡で事件を発見しては匿名で通報したり、変装したり。事件を発掘することに喜びを感じ、好奇心さえ満たせれば自分の手柄などはどうでもいい人間であった。
そんな河津が、どうも変わった人物が黒い鞄を大事そうに抱えてキョロキョロしているのを発見する。事件の匂いを感じた彼はその鞄の持ち主を追跡。うまく鞄をすり替えて中身を見ると、それは汚れた茶色のブラウズ、木の滑車、麻縄という産品が新聞紙に包まれて入っているばかりであった。
鞄の持ち主は、すり替えられたことを知って上野公園の五重塔で風鈴のように謎の首吊り自殺をする。

ラストまで謎がなぞを呼ぶ形式で、わくわくしながら読んだ。オチが「ああ、河津はこういう人間なのだな」というどこか一本筋の通ったものを感じられて良い。

「恐怖王」
千万長者の布引氏の娘が、惜しくも病気で亡くなった。が、その遺体をうまく盗み出して、さも生きているかのように偽造し布引氏から金を受け取り、娘の恋人を殺した人物がいる。
娘の死体の背中には「恐怖王」と彫られていた。
その日から世の中は恐怖王に怯える日々となる。探偵小説家の大江蘭堂は、美しい恋人を持っていたが、彼女から「なぞの五つのこめつぶ」を渡される。彼女自身も駅で見知らぬ男に「声がよくなる薬」として渡されたという。その表面は薄黒く、虫眼鏡でみるとびっしりと「恐怖王」と書いてあったのであった。大江が巻き込まれたこの騒動の顛末は?

うーん、オチが読める上にラストのぼやかし方が「あっ!乱歩逃げたなこれ!」という感じでバカミス。
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