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 とある娼婦の殺人事件と、「美貌の妹」を持つ姉の視点を絡ませた力作。
読んでみて思ったのは、「欲望は限りなくグロテスクなものである」ということだ。憧れから嫉妬、恐怖から羨望、感情はいかにしても流転する。その中で自らを俯瞰することにより生き抜こうとする女のどろどろとした情念の物語。
何がすごいって物語に緩急をつけて、つまらないところは徹底してつまらなく、面白いところは徹底して面白く書いているのがすごい。読み飽きてしまうかと思ったがそういうこともなく、最後の方ではページをめくる手が休まらなかったほどだ。

好奇心という名の欲望が、一番グロテスクなのかもしれない。
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