上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



アル中男性の、アルコール依存から抜け出すまでの様子を描いた小説。
なんとも哀しげで、そしていささか可笑しい。
登場人物も個性的で、目をきょろきょろしながら台詞を追っていった。
再三申し上げている様に、私はらもさんの簡潔な文体がとても好きである。余計なことはかかずに、想像させてくれるからだ。自分の脳が活発に動くのが解るのだ。
小説自体の面白さもさることながら、この本はタイトルセンスが抜群である。
だって読んだら、したくなっちゃうんだもの。
主人公は最後にアル中を抜け出す訳だが、それには悲しみが付随してくる。
酒飲みは悲しいことがあると、乾杯をしたくなる。例えばここにいないもう一人の分のジョッキを頼んだり、乾杯で気分を無理矢理あげたり。
その両方の気持ちが上手い具合に混ざり合った結果が最後の行動なのだと思うと、私もバーに行って乾杯をしたくなる。それも誰か親しいひととともに。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。