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初のミニ・アルバムが絶好調のBEE-315から早くも新作『Where did they go?』が届いた。前作を上回るグルーヴと疾走感、あったかくて楽しいパンク・ロックを聴かせてくれる彼らは一体どんなバンドなのだろうか。彼らの持つ信念とは。


 とんでもないバンドを組んじゃったもんだ、と思う。
 もともと一度きりのセッション・バンドだった彼ら。それぞれのバンドの系統はかなり違っていて、ボーカル&ギターのKAWASAKIは「バーベル」という重低音HR/HMバンド、ボーカル&ベースのRIUは「メトロノーム」というヴィジュアル系バンドで現在も活動しており、ドラム&コーラスのKENTAROWは「Paking Out」という西海岸系サウンドのロック・バンドの元ドラマーである。
 バンド名の由来は、メンバー全員がB型だということと、蜂の"Bee"、またメンバーがBlink-182のファンであるため、数字を"サイコー”とかけて315としたそうだ。そして初ライヴが2004年8月8日でハチの日。なんだか偶然とは思えない一致である。「なんでこのメンツでパンクなんだ!?」と結成当初から不思議でしょうがなかった。どのバンドもBEE-315の音楽性とはまるで違うからである。
 しかし、初めてライヴを観た時に、そんな考えは吹き飛んでしまった。とにかく彼らはカッコよかった。パンク・バンドでこんな気持ちになったのは初めてかもしれない。ドライブ感溢れるサウンドに、心地良い”がむしゃらさ”を持っているツイン・ボーカル。ストーレートな歌詞、耳馴染みのよいメロディー。フロアに自然と笑顔が広がる意味がよくわかる。何よりも、その場にいた人をいっぺんで巻き込んでしまうパワーを持っていた。
 そんな彼らから、早くも新作が届いた。前作『BOOST UP YOUR FUN!」から約9ヶ月振りということで、かなりのペースでのリリースである。聴いてみると、1曲目の「花鳥風月」で一気に引き込まれた。韻を踏んだ英詞と日本語詞が絡み合い、心の底からこの先の楽曲に期待する。その期待は裏切られることなく、タイトル曲ともなっている「Where did they go?」へと続き、ラストの「Jhonny The Durnkard」まで途切れることはなかった。特に3曲目の「春夏秋冬」にみられるエモ・スタイルは、今までの彼らにはみられなかった変化を感じさせたし、5曲目の「Fallin'」では特徴的なビートを取り入れ、その変化がバンドとしての成長なのだと気づかせてくれた。とにかく、シンプルな音がめちゃくちゃ気持ちいい。今作『Where did they go?』には、そんな楽曲が詰まっている。
 なぜこんなにもBEE-315の音楽は、人をワクワクさせるパワーにみちあふれているのだろう。その答えは、彼らのこのバンドに対する姿勢にある。
 いつものバンドと違うことをしたい。自分たちが楽しむためにやりたい。楽しくなくなったら、違うことをすればいい。こうして書くと無責任に思えたり、刹那主義にみえてしまうかもしれない。しかし、その音楽に対する姿勢は、間違いなく真面目で体当たりなのである。
 もし自分たちがつまらなければ、徹底的に楽しくする。だから妥協はないし、捨て曲もない。自分たちがカッコいいと思っているものは、きっとまわりにもカッコいいはず。そんなまっすぐな信念がそこにはある。一度聴けばきっと、彼らが楽しんでいる姿がイメージできるだろう。「やりたいことをする」というシンプルさがいちばんカッコいいのだ。
 あなたがもしも何かに迷っているなら、やりたいことをやってみてほしい。"Life is so hard but I know we can make it”と「Sailling」の歌詞にあるようにきっとなんとかなるはずだ。そして、それがいちばん魅力的で素敵なことだと、このバンドは体現しているんのだから。
 アルバム・タイトルのとおり、彼らはどこへ行こうとしているのだろうか。きっとそこに辿り着くまでに、いまのミュージック・シーンに「音楽をしながら楽しむこと」に対する疑問符をなげかけ、その彼らなりの答えをみせてくれるだろう。



BEE-315 プロフィール
読みはビーサンイチゴ。
「楽しむことを前提に組んだ」という、RIU(vo&b)、KAWASAKI(vo&g)、KENTAROW(ds&cho)による3ピース・パンク・バンド。サウンドの幅が広く、英語と日本語を巧みに絡ませた歌詞はバンドの疾走感をより増している。自己満足ではなく、観客もしっかり楽しませるステージは必見!!

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