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綾辻行人原作、佐々木倫子作画。
主人公の空海は母親の鉄道嫌いのせいで、電車や列車に乗ったことが一度もない。沖縄に住んでいるのにゆいレールはおろか、修学旅行にも行けなかった。
母が死んでどう生きていこうか悩んでいる際に、弁護士が一人訪ねてくる。もう身寄りはいないと思っていたのに、母方の祖父が北海道にいるというのだ。
彼女は遺産を相続する条件を聞くために、祖父の言いつけ通り北海道に渡り、「幻夜号」に乗る。それは彼女が人生で初めて乗る列車だった。
そして風変わりな人々、つまり鉄道オタク「テツ」と一晩を過ごしていると、そのうちの一人が車両内で殺されてしまう。
果たして誰が犯人なのか、そしてどのようにして走っている列車に侵入したのか?

館ものかと思ったら鉄道ものでびっくりしたのだが、非常に面白く読めた。
特にミステリとして重要なのは事件へ至るまでの緻密な描写とラストの表現力だと思うのだが、それを佐々木は余すことなく描ききっている。
ラストのどんでん返しには脱帽だ。
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私が「花とゆめ」を卒業した時に、この連載は始まった。そのためリアルタイムでは読まなかった。
少女向け雑誌で(いくら読者層が高めだと言え)ゲイ漫画を堂々と連載することにも違和感があった。羅川真里茂は「赤ちゃんと僕」の作者で、その作品が良かっただけに裏切られたくなかった。

それを数年前、携帯向けのコミックサイトでポイントがたまっていたので読んでみた。
号泣した。感動した。そんな言葉じゃ足りないぐらい二人の生き方に突き動かされた。
そして今回、文庫をようやく買ったわけだ。

主人公のケインは警察官。職場にはゲイということをカムアウトしていない。
夜になるとゲイバーに行き、好みの男性とフリーセックスをする。
特定のパートナーは今まで作ったことがない。
そんな毎日の中、彼はゲイバーでメルという男性と出会う。
「理想が服を着て歩いてきた!」早速一晩を共にしようと声をかけるが、メルは「フリーセックスはしない」と断る。
そのまま一晩ケインの家に河岸を変えて飲み明かすが、メルの電話番号も住所もケインは聞くことができなかった。
そうしていつもの日常に戻り、別の相手とアパートへ戻ろうとしたところ、自分を訪ねてきたメルと鉢合わせる。
メルの方ももう一度ケインに会いたいと思って訪ねてきてくれたのだった。
ケインはメルと付き合うことになるが、メルの過去に嫉妬したり、愛の深さに反省したりを繰り返す。
そんなある日、メルは麻薬密売の取引の現場に居合わせてしまい、犯人にレイプされてしまうーー。

ここまでの話がなんと90P以内に起こってしまう。展開がドラマチックでスピーディなのだ。
余計な情報は排除し、読ませる力に長けていることがわかる。
何よりもこの後ケインは親にカムアウトしたり、職場にゲイだということがばれてしまったり、メルの本当の過去を知ったり、またも事件に巻き込まれたりと、もう盛りだくさん。
そしてそれがリアルに描き込まれていて心が惹きつけられるのだ。
「やおい」「BL」などのソフィスティケートされた男同士の恋愛はファンタジーとも言えるが、この作品は圧倒的な「リアル」なのだ。ゲイシーンに受け入れられたという話も納得出来る。
この作品は紛れもなく社会に投げられた問いかけであり、その一つの答えである。



ダイエットのリアルを描いた作品。
食べるということは自分を守ることであり、慈しむことに他ならない。

主人公は8年付き合った彼氏がいる。
職場で美人でスタイルのいい同僚に邪険にされいじめられるが、食べることでストレスを発散している。
彼氏は主人公のような冴えない女でなければ安心感を得ることができず、そのことを主人公の同僚に指摘される。
彼氏と同僚の浮気現場に遭遇した主人公は絶望するが、一人の老人が「あなたのそのお肉は素晴らしい」と褒め称える。
しかし変わりたいと思った主人公はダイエットを決意。
それは簡単にできるものではなく、過食嘔吐を繰り返す。
痩せた先にあるものは幸せなのか、それともーー。

私は立派なデブである。
ダイエットも何度かして、人生で最高に痩せていた時期は男性にもチヤホヤされた。
しかし当時の倍も今は体重があり、寄ってくる男性はデブ専か変人ぐらいである。
主人公のコンプレックスはとてもよくわかる。
太っていることは周りから一段見下されることであり、その位置に甘んじることでストレスを感じまたたべてしまう。心が満たされない分を食物で満たそうとしてしまうのだ。
変わりたくても変われない、自分は自分であるという本質に気づけなければ、世の中はとても生きづらい。
最後に「戻ろう」と思えた主人公は、その先幸せな人生を歩めたかはわからない。だがしかし、平凡でもいいから「普通」の人生を歩めることを願うばかりだ。




大作を読み終えた。フランス革命が主軸ながらも、きらびやかな貴族社会の光と影、一途な愛の数々をドキドキしながら眺めていた。平民、貴族、王族、どれも人間でありながら格差が生じる世界はきっと、生きていて辛い。
オスカルとアンドレの愛はもちろんのこと、フェルゼンとアントワネットの道ならぬ恋、オスカルがフェルゼンに向ける心、ロザリーが抱くオスカルへのあこがれ。そのどれもがピンポイントで乙女心をくすぐる。
宝塚で演じられているベルばらを一度見たい気持ちになった。




表紙がエンボス加工でちょっと粋。
なんのことはなく普通の日常系ギャグマンガなのですが、笑いのセンスが秀逸です。
空気が読めないある意味勇者なヨシタケ(金髪)、すかした感じがやや銀さんっぽいヒデノリ(眼鏡)、巻き込まれ型でものすごく普通中の普通、タダクニ(黒髪)の三人組が、学校を家を河川敷をバイト先を舞台に、ゆるーいギャグをかましまくる第一巻です。
二巻買わなくちゃ・・・!

多分にちゃんのVIPとかで局地的に有名になったのがこの作品ですね。第4話「男子高校生と文学少女」がとても現代流の笑いのとりかたで、ちょこちょこ笑える画像スレ系に貼られてました。私もこの話は好きです。オチがちょっと弱いというか、オチが無い方が良かったかもしれないですが。
あと第7話「男子高校生と凸面鏡少女」もかなり好きです。これはタダクニのバイト先での一幕だけど、あー、あるあるって会話ですね。
こういう日常にちりばめられた「笑いかもしれない」ものを「笑えるんじゃね?」と捉えて、「笑い」に昇華するのって実は簡単なようで難しいんですよね。

そして本当どうでもいいけど、私の昔の絵にこの人の絵柄が似ててちょっと癒される。
二巻は6/22発売ですよー!!






よく設定の段階で没にならなかったなと。
幽霊が見えて触れる案内屋、明神と、主人公でヒロインの姫乃を中心に、魅力的なサブキャラ満載でお届けする前半。
この段階ではまだバトルものになってないからまったり楽しめるぞ!
基本の設定としては、霊魂には陽魂という悪意のない魂、陰魄という悪意のある魂。それらをあちらの世界へ送ってあげる案内屋という仕事をしている心霊アパートの大家明神のところに、天然ボケだけど非常に霊感体質な(この場合は霊媒体質かな)ひめのんが転がり込んできて、ひと騒動が。
でもそれは案内屋として出会うべくして出会った必然だった。という感じでしょうか。
ラブ・・・要素はあんまりねえなあ・・・。

だがしかし、2巻からはテコ入れか、バトルものになってしまいますね・・・。
宿敵、ハセの登場とともに。
明神がまだ明神じゃなかった頃、元明神との話が載ってます。本名も一回だけ出てくるんだけど、内緒。
何気にガクのプロポーズの言葉が好きです。

3巻では、ハセとの対決!
そして案内屋稼業では、地蠱という地下に棲む陽魂から、人間願望(アニマ)を倒して欲しいとの依頼が。
そうとも知らず地下へ潜らされた姫乃は、ゲームの的にされる!

ガクリンやツキタケの過去話に、なんとバトルでエージとツキタケが勝っちゃう場面までてんこ盛りでお届けする4巻。他の案内屋も出てきます。そして姫乃の母親は生きている!?それってどういうこと!?

5巻でひきずりにひきずったアニマ編が終わりました。コモン結局みっともなかったなあ。
姫乃の母親の秘密が明らかに。
そして湟神澪の正体も明らかになりました。
事態はパラノイドサーカス編へ!

で、ここから盛り上がってくると思ってたのですが。

ミズチと闘う澪さんはもう姉御!って感じでめちゃくちゃかっこいいです。腕一本のハンデがあるのに!
パラノイドサーカス…彼らも決して悪い訳ではないんだよね。お互い信じる正義が違うだけで。
その辺を掘り下げて欲しかったんだけど、そこは悲しいかなジャンプ漫画。
なんとこのパラノイドサーカス編で打ち切り決定・・・。

最後は超無理矢理だったけど、なんとか形になったって感じでしょうか。
普通は七週前に最終回の話はしておくものらしいが。なんか全然しっくりしないオチというか、っていうか夢落ちのアレンジ編というか・・・。
ガクリンとツキタケが拐われた事件とか、なんだか引っ張ると色々面白いものが出てきそうだったんだけどなあ。
しかし打ち切りレースで毎回最下位を争っていた漫画でしたが、なにもここで終わらせなくても!って感じはしますよね。新キャラもたくさん出てきたのに。
私は何気に白金と火神楽のコンビがもっと見たかったです。

同人とかでいいから補完して欲しかったけど、サイレンやってるからちょっと無理ですね・・・冨樫じゃあるまいし(あいつ本当好き勝手やってるよな)。






この日が、ちせの成長を止める最後の日だった。

なんだか知らないうちに彼女が出来て、なんだか知らないうちに振られて、なんだか知らないうちにまた付き合うことになって、なんだか知らないうちに彼女が兵器になっていた。

このお話は、「僕の知らないうちに彼女がどうかしていた」って言うのがポイント。だから怒りのぶつけ先がない。だから一見無軌道に二人は進んでいく。

カバーをめくると、途中出てきた英文の和訳が書いてあります。なんとなく雰囲気だけでも伝わるけどね。
ちせは成長する兵器。もう誰にも成長は止められない。唯一出来た「ぼく」にももう出来なくて。
一日くらい戦争の無い日が有ったっていいじゃないか。これが最後のデートなんだから。
この小さな惑星に、最後のラブ・ソングを――。

もし、彼女だったものがいつの間にか自分の知らないものになっていたら。人間関係の中で人の知らない側面を見るだけでもかなりのショックなのに、中身が現在進行形で変わっていくのだとしたら。そんな恐怖、耐えられない。
だけどふたりは、耐えてなんとか生き延びようとする。世界の選択を解っていても、あがいて、あがいて。
止める事など出来ない。
どんどん兵器として進化するちせ。冷たい、だけど本当は心の優しい、兵器。
ただのクラスメートになっても、恋心が止められないように、ちせの成長も止まらない。
たまにゾクッとする。
ちせの一言に。
私も、シュウジも。そして多分、――言った本人からすれば、何気ないひとこと。

キスがしたかった。
セックスがしたかった。
やらしーことがしたかったんだ。

ただ、それだけなのにそれすらかなわない。
どんどん死神に近づいていくちせは、ついには自衛隊でも止められなくて、薬をシュウジに手渡す。
見捨てられるならどんなにいいか。
でも、それを彼ができるはずがないんだ。
二人で失踪。それは甘美な響きに思えるけれど、ちせはもうだいぶ前から人ではなくなっている。うたを思い出の中でしか認識出来ないように、人を顔で覚えるのではなくサーモグラフィックでしか見れないように。
でも、まだ人だと思って居たいんだ。痛いんだ。

ぐりぐりと涙がでそうなほど胸元にせまる、非日常。

ぼくたちは、恋してく。




実話ものです。ゲイの方の実話ものが単行本になるってあまり無かったですよね。
私はこんにゃくの切れ目の話が一番ヒットでした。





時田鳴というペンネーム、さんさん3組というサークルで活動していた方です。幽白やグルグルの同人誌を集めていた方なら知ってるかも…。
今は桜田ラブというペンネームで活躍されています。この方生粋のゲイでして、そのネタが読みたい方は「ラブ薔薇絵日記」をオススメいたします。
とりあえずチューリップの君が訳わかんねえ。



BL本に載っていたので、内容は結構それ寄り。
ゲイの泌尿器科医、レズの産婦人科医、どっちもいける外科医、暴力的なカウンセラーなどなど、魅力あふれるキャラクターの宝庫です。個人的にはカウンセラー犬ゲンさんが可愛くて好きです。
四コマなので軽く読めるかなー。
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